セミの羽化

小平市野鳥と緑の会では、毎年8月の第一日曜日に市内の公園でセミの羽化の観察会を行っています。
市内ではニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシを見ることができるのですが、最近ではクマゼミも多くなってきているようです。
観察会では、時期と時間帯からアブラゼミの羽化を一番多く見ることができます。また、夕方にはニイニイゼミの羽化やヒグラシの交尾なども見ることができます。

まだかな・・・? ◇◇穴の中からど〜も◇◇
幼虫は羽化が近づくと地上まで穴を掘り、出口近くで暗くなるのを待っています。
観察会ではまず初めに「抜け殻探し」と「穴の出口で待っている幼虫探し」をします。
穴の中の幼虫と眼が合うと「うわ〜」と興奮してしまいます。
運がよければ「ポコッ」と地面に穴が開いた瞬間を見ることができますよ。

どこにしようかな・・・? ◇◇急いでますんで・・・◇◇
日が落ちてヒグラシの合唱が聞こえてくる頃、あちらこちらの穴の中から幼虫が出てきます。
幼虫の動きは意外にも早く、あっという間に近くの木までたどり着きます。
抜け殻しか見たことがないと、動いているのがとても不思議に感じますよ。

よいしょよいしょ・・・ ◇◇あともう少し!◇◇
近くの木の根元にたどり着いた幼虫は、しっかりとした足どりでどんどん登ってゆきます。
なんだか足がこそばゆいと思ったら、いつのまにか自分の足を登っている幼虫が・・・
ちょっとびっくりです。

◇◇いよいよ始まります◇◇
羽化にいい場所にたどり着くと、しっかりと足を踏ん張り、
しばらくじっとしたあとに、背中が割れて羽化が始まります。
その様子は会員の方が赤外線撮影した動画でご覧下さいませ。

アブラゼミの羽化の動画

実際には40分以上かかっているものを7分に編集しています。
1分ごろに頭が殻から出て、4分ごろまで反り返ったままでいます。
4分ごろからの起き上がりの時には思わず力が入ります。

過去の観察会の様子はBlogにまとめてありますのでよろしければご覧下さい。

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