アダプター紹介

3.アダプターの使用

完成したアダプターは以下の手順で取り付けます。

  1. 見口ゴムを外す。
  2. 接眼レンズの溝にスペーサーをはめ、これを楔のようにしてAD-P1を固定する。
  3. AD-P2をズーム駆動部にはめ込む。内側に貼ったカグスベールは、硬いもので角をつぶしておくと、はめやすくなる。
  4. 見口スペーサーを見口部分にはめ込み、2.5mm止めネジで固定する。
  5. カメラにAD-P3を取り付ける。
  6. AD-P3を見口スペーサーとAD-P2の隙間に差し込むようにはめ込む。

完成したアダプターは、カメラの着脱が簡単にでき、すっきりとした形に仕上りました。余計な出っ張りがないので邪魔にならず、カメラもはずすことができるので、セッティングしたまま観察会で使うことが出来ました。
ネジで固定しようと思いましたが、しっかりはまっているので必要なく、また塗装や滑り止めも考えたのですが、このままでもいいかなと思いやめました。
低倍率のW側でケラレが出ますが、高倍率のW側でのケラレが少ないので、まずまずといったところでしょうか。再調整するかカメラを替えれば、もう少し向上するかもしれません。
実際に使ってみたところ、低倍率のW側でフレーミングをして、倍率とカメラズームを変えながら撮影することが出来ました。特に、引きとアップを可動部を回すだけで手早く変えられるので、撮影の幅がぐんと広がりました。
デジスコーピングのタイトル画像は、観察会の時にこのアダプターを使って撮影したものです。また、その下のミソサザイは、アダプターの試写をかねて鳥見に行ったときのものです。

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取り付け状態 使用状況
左上:撮影中(通常)
右上:撮影中(ズーム操作時)
左下:観察中(目当て格納)
右下:観察中(目当て繰り出し)

ケラレ ケラレ具合
テストを兼ねて川原へ行ったところカワセミがモデルになってくれました。
ケラレ具合は写真のとおりです。左から右にW端からT端、上から下に20xから60xになっています。
思ったよりもケラレが少ないので満足しています。カメラを替えたときに、どうなるか気になるところです。

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